情シス担当の備忘録

VBA・労働法とか。

【趣味】Flashの終わりをきっかけに懐古に費やした2020年末

AdobeFlashのサポートが2020年末で終わる。
ずっと前から分かっていたのに、直前になって寂しくなった。

年齢がバレるが、私の青春はいわゆるフラッシュ全盛期と共にあった。
「おもしろフラッシュ」と名のつくページを片っ端から回った。
「無個性戦隊〇〇レンジャー」で遊んで「『ありがとう』って言いそびれたヤツいる?」で感動したものだった。
「赤い部屋」とか「ウォーリーを探さないで」も見たな。
テレビで関根勤が「開国を迫るペリーのモノマネ」をやっているのを見たときは、「それはおもしろフラッシュのパクリだろ!」って一人で突っ込んだりしてた。
(実際はきっと関根勤が先なんだろうけど)
BUMP OF CHICKENを好きになったのも、フラッシュがきっかけだったな。

そんなフラッシュが終わるっていうのは、大げさに言えば人生の節目のようなものだ。高校や大学の卒業式と同じで青春の終わりを感じる。

今思えば、私が同期入社の友人たちと比べてパソコンに強いのは、Flashのおかげだと思う。パソコンやインターネットに興味を持つきっかけになったからだ。

Flashをきっかけにネットの海を泳ぎ続けると、色々なものに出会う。脱出ゲームであったり、ブラクラであったり、メイプルストーリー等のオンラインゲームであったり。

脱出ゲームをきっかけにネットのページに「ソース」があることを知り、ページがhtmlとcssで作られていることを知った。
「Alt+F4」のショートカットを覚えたのはブラクラがきっかけだったな。
オンラインゲームを快適に行うために、Windowsの高速化の設定をやりまくった。
レジストリ」とか「デフラグ」とかいう単語はそこで覚えた。
メモリの増設もやったな。我が家のPCのメモリは256MBしかなかった。
Amazonでメモリを買って、親が仕事で居ない時間に急いでPCを分解して増設用スロットにメモリを差し込んだ。
PCがメモリを認識したときは、本当に感動した。動きはそんなに良くならなかったけれども。

今、ITとは関係のない会社で働いているけれども、何の因果か希望もしていないシステム関連の担当に配属されて、人並以上に活躍できている(と勝手に思ってる)。
もちろん、IT企業の最前線で働く人の能力と自分の能力なんて比べるまでもないんだけれども。
ITに関係のない企業で働いている自分は、貴重な人材となれていると感じる。
親に隠れてPCを分解した経験のある人間なんて、100人に1人も居ないんだなとおもう。
それもこれも、フラッシュがきっかけだった。

ありがとう「艦砲射撃!」
ありがとう「Nanaka CLASH!」
ありがとう「ダンシング☆おにぎり」
ありがとう「看護戦隊エンジェルナース」
ありがとう「おしえて委員長」

というわけで、今年の年末は帰省も断られたし、懐かしのフラッシュのswfファイルをダウンロードしてローカルで再生できるようにする作業に没頭した。
そんなに見ないんだろうけど、昔の気持ちに戻りたくなったときに、見ようと思います。